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アケビ[木通、通草]
アケビ科の蔓性落葉低木の一種である。花は4 - 5月に咲き、木は雌雄同株であるが雌雄異花で淡紫色。
花被は3枚で、雄花の中央部には6本の雄しべがミカンの房状に、雌花の中央部にはバナナの果実のような6 - 9本の雌しべが放射状につく。 雌花の柱頭(先端部)には、甘みを持った粘着性の液体が付いており、花粉がここに付着することで受粉が成立する。 雌雄異花で蜜も出さないので、受粉生態にはよくわかっていない点が多いが、雌花が雄花に擬態して、雄花の花粉を目当てに飛来する小型のハナバチ類を騙して受粉を成功させているのではないか、とする仮説がある。 ハエ類が甘みを持った粘着質を舐めに来る際に受粉していると考えられる。
2018年4月30日五箇山にて