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アマドコロ[甘野老]
キジカクシ科アマドコロ属の多年草。
北海道から九州にかけて分布する。日当たりのよい山野などの草原や、林縁に自生する。
花期は春(4 - 5月)ころ。葉の付け根から単一または基部で2分した細い花柄に、細いつぼ型(鐘形)をした白色の花をつける。花は垂れ下がって開き、先の方は緑がかっている。花の長さは2センチメートル (cm) 、6花被片が合体した筒状形である。
同属のナルコユリとよく似ているが、ナルコユリは花のつけ根に緑色の突起があるのに対し、アマドコロは花と花柄のつなぎ目は、突起状にならないことで区別がつく。また、ナルコユリの茎は円柱形であるが、アマドコロの茎では角張っている。
和名アマドコロは、根茎の見た目がヤマノイモ科のトコロ(オニドコロ)に似ており、甘みがあることが由来になっている。
2019年6月23日浅草岳山域鬼ケ面山手前にて