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アツモリソウ[敦盛草]
ラン科アツモリソウ属の多年草。 北海道から本州に分布する。寒冷地を好み、北へ行くほど低山でも見られるようになる。草原、明るい疎林に生育する。本種全体としてはベラルーシ東部から温暖な東アジアに分布。和名は、袋状の唇弁を持つ花の姿を、平敦盛の背負った母衣(ほろ)に見立ててつけられている。また、この命名は熊谷直実の名を擬えた同属のクマガイソウと対をなしている。
変種及び近縁種として日本のアツモリソウの仲間には、ホテイアツモリソウ(布袋敦盛草)、レブンアツモリソウ(礼文敦盛草)、同属のキバナノアツモリソウ(黄花の敦盛草)があり、いずれも寒冷地を好む。
2020年6月23日入笠湿原山彦荘前にて