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ヒトリシズカ[一人静]
センリョウ科 チャラン属の多年草。
北海道、本州、四国、九州に分布し、山地の林内、林縁に自生する。
高さは10-30cm。葉は4枚が輪生状に付き光沢があり、縁には鋸歯がある。花期は4-5月で、茎の先に1本の穂状花序を出し、ブラシ状の小さな白い花をつける。 名前の通りに一本で生えるのは稀で、普通群生する。
かつては「吉野静」といった。『和漢三才図会』には静御前が吉野山で歌舞をしたと書いてあり、その後、静のきれいさになぞらえたもの。 近縁種のフタリシズカが花穂を2本以上出すのと対比させた。
2021年4月3日琴平丘陵にて