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クガイソウ[九蓋草・九階草]
オオバコ科クガイソウ属の多年草。
茎は円形で直立し、株立ちになり、高さは80-130 cmになる。葉は4-8枚が輪生し、単葉で長さ5-18 cm、幅2-5 cmになり、形は長楕円状披針形で先端がとがり、基部にはごく短い柄があるか無柄で、縁には多くの鋸歯がある。
花期は7-8月。茎の先端に穂状になる長い総状花序をつけ、淡紫色の多くの花をつける。花序は長さ10-25 cmになり、花序軸には短い毛が散生する。花冠は長さ5-6 mmになり、先端は4浅裂し、裂片の先端はややとがる。雄蕊は2本あり、花冠から長く突き出る。果実は蒴果で長さ2.5 mmの卵形になる。
茎に輪生する葉が層になってつくので、九蓋草、九階草の名がある。
2021年8月4日 平沢山(飯盛山)にて