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ショウジョウバカマ[猩々袴]
メランチウム科ショウジョウバカマ属の多年草。
北海道から九州までの、やや湿った場所に生える。垂直分布が広く、人里近くの田んぼの畦道から高山帯の高層湿原まで生えている。
葉は広い線形でなめらか、根本から多数出てロゼット状に平らに広がる。花茎はその中から出て高さは10~20cm、先端に横向きに花が付く。花の色は生育場所によって、淡紅色、紫色、白色と変化に富んでいる。花期は低山では3~4月であるが、高山では雪渓が溶けたあとの6~7月になる。なお、花被は花が終わった後もそのまま残り、色あせはするものの、咲いたときの姿を残しているので、夏に緑の花が咲いている、といった姿となる。
2013年5月2日白馬にて